t00mii’s diary

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【アニメ】キノの旅 第11話【彼女の旅 -Love and Bullets-】本当の青い空ってなんだ?世界で唯一、本当の言葉。

酒場のカウンターにいる男は30過ぎか、温和な顔だが頬に傷がある。男は昔、悪人だったころ、彼女のフィアンセを殺した罪を償うために彼女の旅の護衛をするという。

「旅で一番気をつけなくちゃいけないことって、何かな?」

「簡単ですよ。命をなくさないことです」「ありがとう」

 

旅の中でもそうですが、人生で大切なのは「命をなくさないこと」。

なくしてしまったらリセットが聞きませんもんね。

 

今回、11話では、キノと同じく旅をしている人たちを通して彼らとキノがどう違うのか、描かれています。

 賢者として有名なおじいさんの庵に行きついたキノとエルメス

賢者は余命わずかと宣告されたおじいさんだった。死の宣告を受けてもそれを受け入れ、平然としているおじいさんに医者は「さすが賢者だ」と言って去っていったそうだ。

しかし、当の男は「私はそんなもの(賢者)ではない」という。

国の自意識を消す研究によって、「自意識」をなくしたらしい。

自意識を消したことによって働く意欲をもなくしてしまい、国は男を失敗作だと追放。

そうして男は、最低限の食欲、睡眠欲、それだけの「生きる」ための生活を送っていました。

そんな時、通りがかった催眠術師に元に戻る方法を知っていると言われる。

「今、俺が言ったことをあんたは忘れた。思い出したとき、あんたは元に戻る。ヒントは、これは世界で唯一、本当の言葉だ」

話を聞いたキノとエルメスは旅の途中で出会ったひとりの男の話を思い出した。

「本当の青い空」。

男の爺さんが亡くなる前に、言い残した言葉。

「それを見つけようと見つけまいとかまわない、それで俺はたまに本当に青い空ってなんだろうと思うんだ。キノさんは何て答える?」

「僕はこう答えます、そんなものはない。空の青さは季節や天候で変わります。僕が見てきた中で、本当の青い空といえるものは見当たりません」

賢者は、急に発狂し始める。

「そうだ。あいつはそういったんだ。そんなものはない。あいつは俺をだましたんだ。あああああ、俺の一生はいったい・・・」

 

 

キノの旅も、あの賢者の旅とそう変わらないね。目的もなければ、計画性もない」

「あはははは、そうかもね。でも、彼らとは決定的に違う点があるよ」

「なにさ」

「僕は、生きようと思って 生きてるってことだよ」

 

 

 生きるのは、大変。

何が起こるかわかりません。先が見えないのは、キノの旅と同じようです。

今回、旅で一番大事なことをキノに教わったので、命をなくさないように、トミーも人生の旅を続けようと思います。