【実写映画】打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?【９０年代ものの良さが溢れている】

今年、公開された(現在も公開中)アニメ映画、

「打ち上げ花火、下から見るか？横から見るか？」

この男女ふたりが立っているキービジュアルが印象的な劇場版アニメ。

なんと実写映画化されていたのです！驚きました！（笑）

１９９５年に公開、岩井俊二監督の５０分映画です。

さらに、調べてみると「青春TVドラマの劇場版」らしいのです。

TVドラマもあるのですよ。知らなかった・・・！

実写映画の内容は、

小学生の典道(山崎裕太)と祐介(反田孝幸)たち男子５人は、花火を横から見ると丸いのか、平べったいのかという素朴な疑問を抱き、花火大会の夜、その答えを確かめるべく町のはずれにある灯台に行くことを計画する。

同じ日、両親の離婚で転校することが決まっていた なずな(奥菜恵)は、プールで競う典道と祐介、どちらかの勝者と駆け落ちすることを企てる。少年と少女の、淡くも瑞々しい恋をかけた勝負の行方が、ふたりの異なる結末へと昇華する。

そう、この映画は９０年代に公開されたのです。

ちょこちょこ「スラムダンク」や「セーラームーン」など、９０年代を代表するような作品名が飛び出してきます。

スラムダンクといえば、トミーも大好きな作品で、日記にしているので是非、時間があるときに見てほしい。

t00mii.hatenablog.com

 ９０年代ものが好きなら、見ていて楽しい作品に違いないです。

５０mプール勝負の賭け。祐介は典道に聞く。

「俺が勝ったらお前何にする？」

「スラムダンクの最新刊」

「だめ。俺持ってるもん」

「じゃあ、次の出たらな」

「ゼッタイだぜ」

「いいよ」

「よし！」

今度は典道が祐介に聞く番だった。

「俺勝ったらお前なににする？」

「お前勝ったら・・・うん、なずなに告白するよ」

あっけにとられている典道をよそに、祐介はプールに飛び込んだ。 

普通なら典道が勝つところだったが、片足をプールサイドに勢いよくぶつけてしまい、痛さに悶え、時間を取られる。そのうちに、祐介が典道を抜かして先にゴール。

ゴール先には、なずなが居た。

「あずみ君、今日花火大会行くの？ふたりで行こうよ」

「なんで」

「なんでって、好きだからよ」

「好きってなにを・・・」

「５時に迎えに行くからね。必ず居てよ」

なずなは、言いたいことだけ伝えると去ってしまう。その後に、事情を知らない典道がゴールに到着。

場面は、教室へ。

教室では、花火は横から見ると楕円なのか、平べったいのか、どっちなのか話し合いになっていた。

「去年、じいちゃんの田舎で花火大会があってさ、じいちゃんの庭からみたらこんな風に曲がってたよ。ここからだと角度が悪いってじいちゃんも言ってたもん」

「じいちゃんが言ってるなら間違いない」

「よし、そんなに言うなら賭けようぜ」

「何賭ける？」

「俺、スラムダンクの最新刊！」

「だめだ、俺持ってるもん」

「俺も」

「俺も」

「じゃあなにがいいんだよ」

「じゃあさ、夏休みの宿題ぜーんぶ！」

小学生の夏休みらしい会話。その中で、みんなが持っているスラムダンクの最新刊。

今でいうところの青春スポーツ漫画は・・・。思いつかない・・・だと(焦)

 テニスの王子様か・・・？今流行っている青春スポーツ漫画がわからんぞ・・・！

足を痛めていた典道。それを見た祐介は言う。

破傷風(はしょうふう)かもしれない。

ばい菌だよ、死ぬかもしれないやつ。

だから、俺の友達だって言えばすぐに俺の親父が診てくれる、と言う。

それから、「なずなが居たら今日いけなくなったっていっといて」と祐介の言葉に、典道は驚くのだった。

５０mで勝った方と一緒に花火大会に行こうと思った、となずな。

典道くんが勝つと思ってたのに、と言われる典道。

なんやかんやあって、なずなと出掛ける典道。

夜のプールにふたりで入ってみたり。

「今度会えるのは、二学期だね。楽しみだね」

なずなはプールに入りながら、典道に笑いかける。

もちろん、なずなは転校してしまうので、もう会えないのですが・・・。

ここにきて嘘をついてしまいます。

二学期に学校に登校してきた典道たちは驚くことでしょう。

なぜ、なずなが嘘をついたのか。楽しいひとときに水を差したくなかったのかもしれませんね。

ちなみに、蛭子能収さんが出ていますので、蛭子さん好きは必見の映画です。

最後は、花火が打ち上げ終わってしまった会場に向かう典道。

特別に花火を打ち上げてもらうことに。典道は下からの特等席で、ほかの男子４人は、灯台で横から花火を見て。

そうして、エンドロールが流れ出す。

夏休みに、友情、好きな女子、浴衣、花火大会、忍び込んだナイトプール。

あっという間にすぎていく少年時代の夏休みをギュッと凝縮したような映画です。

花火を見上げて映画が終わるところに、センスが感じられますね。

その目で見てみないとわからないという。

さて、あなたは

打ち上げ花火、下から見ますか？横から見ますか？

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