【ドラマ】素敵な選TAXI【バカリズムさんの生み出す改変物語】
Amazonプライムでお勧め欄にあった「素敵な選TAXI」。
気になったので観てみました。
『素敵な選TAXI』(すてきなせんタクシー)は、2014年に、関西テレビ制作・フジテレビ系の「火曜22時枠」で放送された日本のテレビドラマ。
タイトルの『選TAXI』は「選択肢」と「タクシー」をかけたかばん語。
乗客自らが望む過去まで連れていくことができる「選TAXI(せんタクシー)」の運転手 枝分(えだわかれ)と、様々な人生の選択の失敗に苦しむ乗客(毎回のゲスト)がやり直したい過去にさかのぼり、その選択をやり直す。
様々な結果を体験し、乗客本人が生きることの大切さ、忘れていたものを思い出させる。
また、その中で、枝分の行きつけのカフェが登場し、常連客とともにユーモアのあふれる会話も展開されます。
バカリズムが初めて全話の脚本を担当したテレビドラマであり、初のプライムタイム作品でもある。
歴史改変SFの一種であるが、登場人物はタクシー運転手を筆頭に一般人しか登場しない。
タイムトラベルする時間も30分から2時間程度と極めて短く、他作品に見られる時空転送描写も登場せず、SF性が非常に抑えられた作風となっている。
脚本のバカリズムは、本作で第3回「市川森一脚本賞」奨励賞を受賞しました。
自ら小説化した『小説 素敵な選TAXI』が2016年2月17日発売。
考察と感想
歴史改変ものが好きなので、何気なく見始めたらハマってしまいました。
脚本がバカリズムさんというのにも驚きました。
以前、別のTV番組でバカリズムさん脚本のショートストーリーを視聴したことがあり、その時も興味深い作品を生み出す方だなと思っていましたが、本作も面白いです。
タクシーの運転手と、乗客を主軸に物語が進みます。
乗客の悩みを聞いて、「じゃあ、やり直してみます?」と話を持ち掛けます。
実際、こんなことを聞かれたら怪しい勧誘の話かな?と思いますが、このタクシーは違います。時間を遡れるのです。
ちなみに、よくある「時間遡ってる感」はありません。そこを笑いのポイントにしているのも面白いです。
「自分の本当に大切にしているものは何か」、「もし分岐点に戻れたら(お金の払える範囲内で)どこに戻ってやり直すか」。
改変ものだと自身も考えてしまいますね、例にもれずトミーもそうです。
一番は、自分の気持ちに素直でいる事だと思い知らされます。
相手のこともきちんと考えて、思いやりをもつのも大事だなぁと。