t00mii’s diary

最新映画から旧作映画まで情報&感想を記載しています。アニメや本もあるよ!

【アニメ】キノの旅-the Beautiful World- 第3話 【予言の国 -We NO The Future-】世界が終わると知ったら何をしよう

 

 

キノとエルメスが訪れた国は、予言と共に生きてきた国だった。

「世界が終わるんですか?」

「世界は終わるんです」

「どうして世界が終わってしまうんですか?」

「予言です」

 

 第3話は、「予言の国」。「伝統」。「悲しい国」。

それぞれの話がきちんと完結しているので、観やすいですよ。

24分で3つの物語が流れていくあたり、キノが多くの国に訪れているのがうかがえます。

 

 

 

ここに予言の書があります。

解読した結果、世界は この日に終わると判明しました、と司祭が言う。

国中の人間は「予言」は絶対なので信じ、世界の終わりに思い思いのことをして過ごしていました。

 

キノとエルメスが入国手続きをすると、

「この国で世界の終わりを迎えることになりますがよろしいですか?」

「よろしいですか、っていわれてもね」とエルメスは答えます。

 

キノとエルメスは、いつもと変わらず国を見て回り、買い物を。

店でも、入国のときと同じく「世界の終わり」という言葉を聞く。

しかし、その先のセリフに驚かされます。

 

「世界が終わるっていうのにお金なんていらないよ」と店主は言う。

 

その先の店、またその先でも同じように言われ、お金を払わずに優しくされるキノ。

このまま人生が終わってしまうかと思うと、

人は誰かの役にたちたいだとか、親切になるもののようですね。

銃弾を買うときなんかは、追加で買い足すなどオイシイ思いをするキノに注目です。

 

キノとエルメスは一通り買い物をして広場に出ます。そこで、司祭&司祭を囲む国民を見る。

不思議に思っていると、おばあさんが言いました。

「予言の書を解読した南の塔の司祭様よ」

一緒にお祈りしましょう、と司祭が国民に向けて言う。

なんだか宗教色が強いです。

 

「旅人さんもどうですか、ご一緒に」

「いいえ、遠慮しておきます」

「では旅人さんは何をして過ごすおつもり?」

キノは、買い物でも と楽しそうに答えます。

タダで買い物ができるなら、そうしたくなる気持ちも分かる!

 

私は世界が終わると知ったら、甘いものに、辛いもの、とにかく美味しいものを好きなだけ食べるかなぁ!(食い意地)

 

みなさんは、事前に世界が終わると教えてもらっていたら何をして過ごしますか?

 

物語の最後には、「予言の国」に攻め込もうとする兵隊さんに出会うキノとエルメス

兵隊は、自国に予言書が伝わってきたのだといいます。あの国を倒さないといけないとも。

皮肉にも、予言は思わぬ形で当たるのでした。

 

 現代でも、「予言」というものはあります。

いちいち真に受けて構えていたらキリがないほど溢れています。

外れていたら「あの人の予言、結局当たらなかったよね~」と話題になり、当たっていたらこの逆で話題にあがるでしょう。

もしも予言者がSNSをやっていたら、ひどく叩かれ炎上することでしょう。時代的に訴えられそうですね。

言うは易し。それでも、相手を惑わすような発言には気をつけなくてはいけません。

 

 

 

予言の国 -We NO The Future-