t00mii’s diary

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【読書1】氷の女王【アナ雪の題材、アンデルセンの書いた童話。「君を溶かすRPG」って感じ】

9月に入り、もうすぐハロウィーンだ!仮装だ!今年は何やろう!

なんて考え始める季節ですね。

さて、ハロウィーンといえば、あのプリンセス達の仮装は人気が高そうです。

 

 

 

 

 

 作品も幅広い世代から人気がありますね。

ところで、

「アナ雪」こと、「アナと雪の女王」のモデル、そもそも題材になった作品をご存知でしょうか。

実は、かの有名なデンマーク童話作家・詩人である、

ハンス・クリスチャン・アンデルセンが書いた童話、

氷姫」または「氷の女王」、「Snedronningeデンマーク語)」

 こちらが題材になっているのです。

聞いたことはある、でも読んだことはない。

そんな作品が数多あります。

今回、それに当たるのがこの作品でした。

良い年頃の大人が今更童話を読んでるって

なんて、笑わないでくださいね。

遅い、早いなんて関係ない。個人差はあれど、そう考えているトミーです。

あらすじ

ある所にカイという少年ゲルダという少女がいました。

2人はとても仲良しでした。

しかし、ある日、悪魔の作った鏡の欠片がカイの瞳に入り、彼の性格は一変してしまう。

ある雪の日、カイがひとりでソリ遊びをしていると、どこからか雪の女王が現れる。

そして、彼をその場から連れ去ってしまった。

カイが戻らず心配するゲルダ。彼は雪の王女に連れ去られたと知り、カイを探しにゲルダの冒険の旅が始まるーーー。

 

と、まあ こんな感じのあらすじです。

まさか少女が少年を助けに行くお話だとは、トミーは思っていませんでした。

少年向け漫画や、RPGだと逆のパターンが多い気がして、まずそこに驚いていたのですが、この少女 ゲルダの、男らしいこと。

完全にゲルダはヒーロー。カイはヒロインですねぇ。

 

カイを探す冒険の途中で、ゲルダは山賊に誘拐されます。

そんなゲルダを救うのが山賊の娘です。その一件もあり、山賊の娘とゲルダは友人となります。

「私たちはすでに友だ。そうと思っていたのは私だけか?」

と、まあこんな感じのことをサラっと言うのがゲルダ

そんなゲルダにシビれる憧れるぅ! な、山賊の娘。

ゲルダと山賊の娘の別れ際、

(ここのゲルダが非常にカッコイイのでご紹介したい)

「カイを探し終えたら、あなたに会いに来る。そのときには、きちんとあなたの名を教えてほしい」

と、まあ安定のゲルダテンションでお別れしています。

余談ですが、

藤田貴美さんの派生漫画「雪の女王」では、主人公は山賊の娘で、娘はゲルダ自身を「人生の目的」にして執着しているそうです。

まあ・・・これだけゲルダがカッコイイとね、うん 納得。

なぜそんなにゲルダにシビれてしまうのか、原作を読んでみてください。きっと分かります!(笑)

冒険する少女の物語が読みたいなら、おすすめです。

 

ネタバレですが、

女王の宮殿に辿りついたゲルダは、無事にカイを見つけ、嬉し泣きをします。

なぜ泣いているのか、彼女の記憶がないカイは不思議に思います。

しかし、カイの瞳からも自然と涙がこぼれ落ちます。

涙と共に流れ落ちた鏡の破片。

カイの凍り付いた心は暖か優しさを取り戻し、ふたりは手を取りあい、故郷へと帰ります。

 

感想

これはRPGとかにしたくなる・・・!

読み終えて思ったのはこれでした(笑)

派生作品が多いのも頷けます。

さすが、ハンス・クリスチャン・アンデルセン!!!

 

※もちろん アナ雪とは、かなり内容が異なります。

 

アンデルセン―世界じゅうで愛される「童話の王さま」   学習漫画 世界の伝記

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完訳版 アンデルセン童話集 全7冊セット (岩波文庫)

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