t00mii’s diary

最新映画から旧作映画まで情報&感想を記載しています。アニメや本もあるよ!

スタンド・バイ・ミー

2017年8月に入りました。

 

8月というと、夏の一大イベント・夏休みがあります。

イベントなのかどうかは別として、近所で小学生がラジオ体操をするだとか、

盆踊りや、夏祭り、海開きなんかもある季節かなっと連想します。

 

トミーは、インドア人間なので、イベント行事に詳しくありませんが、毎年 炎天下の中で行列を作り、好きなものを購入するビックなお祭りコミックマーケットの季節がやってきたと感じます。

季節の感じ方は人それぞれですね。

 

では当然ですがここで、トミーが個人的に夏に見たくなる映画を紹介したいと思います。

 

スタンド・バイ・ミー』(原題: Stand by Me)。

スタンド・バイ・ミー  (字幕版)

 

 

言わずと知れた名作、スティーヴン・キング原作の映画です。

実は、トミーは最近になって見た映画なので、何を以前から知っていたかのような口ぶりを・・・という感じですね。

 

スティーヴン・キング原作の非ホラー短編集で「恐怖の四季」の中に収められた秋の物語『THE BODY』(『死体(英語版)』)であるそうです。

(ウィキペディア参照)

 

監督:ロブ・ライナー

出演:ウィル・ウィートン(ゴーディ・ラチャンス)、

   リバー・フェニックス(クリス・チェンバース)、

   コリー・フェルドマン(テディ・デュチャン)、

   ジェリー・オコンネル(ヴァーン・テシオ)、

   キーファー・サザーランド(エース・メリル)  他

 

作品のあらすじは、

 

1950年代末のオレゴン州の小さな町キャッスルロックに住む4人少年たちが好奇心から、線路づたいに“死体探し”の旅に出るという、ひとの冒険を描いている。(ウィキペディア参照)

というわけで、今のところ、ほとんどウィキペディア参照です(笑)

 

この映画を見て名作だ~と思った点

 

以下箇条書きです。

 

・少年時代の青春を、死体探しという異様な冒険にして描いていること。

  ここで、グッと物語がどう運んでいくのか気になるんですよね。

 ・描写がわかりやすく、原作を知らなくても入り込める。

 (時間があるときに原作みたい)

・少年達はその後、どんな運命を辿ったのか気になる作りで、

 その後の物語も登場人物の性格にマッチしていて納得する。

 短時間で納得させられてしまう作りに凄みを感じる。

 

特に気に入っているシーン

 

 旅の途中、主人公と親友が二人で線路を歩くシーンだ。

 小学校から進学コースに進むんだろうと尋ねる親友クリス。

 彼は賢く、聡明な主人公ゴーディも一目置いている存在。

 そんな存在の彼が「6月でお別れになる」と言い出す。

 驚く主人公に彼は続ける、「小学校とは訳が違う」と。

 

 進学コースと職業コース

 主人公以外は職業コースで灰皿などを作ったりするが、進学コースの主人公には新しい頭の良い友人が出来る。

 だから、もうお別れなんだと親友は告げる。

 

主人公は、頭の良い腰抜けと一緒に居るなんて嫌だと主張。

 

「じゃあ、お前馬鹿だぞ」

 

至って真面目に、怒ったような顔で言う親友。

 

「君の友達でいることが、どうして馬鹿なのさ」

 

主人公にとって、クリスは尊敬でき、それこそ頭の良い進学コースに行くべき人間なのだ。

そんな彼と友でいること。それは、主人公にとって、とても大切なことなのだ。

 

「友達だから道連れに出来ないんだ。

 俺たちなんかと居たら、お前の脳みそまで腐っちまう」

 

ここで二人の前を歩いている友人

テディと、ヴァーンの会話に移る。

内容は、スーパーマンマイティマウスはどちらが強いのか。

といった内容のたわいのない子供らしいものだ。

 

前に歩く二人と、後ろで歩く二人の分かりやすい対比。

 

この後、画面は切り替わり、主人公と親友の会話の続きに。

 

「ゴーディ、きっと有名な作家になれる」

 

しかし、主人公は自分の父親のように

「作家なんかなんだ。そんなものになったって時間の無駄だ」という。

親友は言う。ゴーディの親父は死んだ兄しか見ていない、お前を見ていないと。

 

「お前が子供だからさ」

 

少し呆れたように言い放つ親友。

 

「そうかよ。ありがとよ、父さん」

 

主人公は、苛立ちながら皮肉を込めていった。

しかし、その後の親友の反応に驚くことになる。

 

「・・・俺が親父だったらいいのに」

「俺だったら、馬鹿の行く職業コースに行きたいなんて絶対言わせないから」

 

「才能は神様がくれたんだぞ。

 色んな話を書けるじゃないか。

 神様は言ってる。

 与えたものを失わないようにって。

 

 でも、誰かが面倒みなきゃ子供は才能を失う」

 

「だから、お前の親たちがやらないってんなら、俺がやってやるよ」

 

  親友が旅の中で主人公に発した言葉。

 本心からの言葉だというのが、伝わる台詞と演技。

 クリスの心からの叫びを聞いて、思わず画面越しに息をのみました。

 

 こんな風に自分を想っている人がいると、主人公はきっと驚いただろう。

 親友が言った通りなのだ。 

 ゴーディも分かっていた。

 だから、クリスとこの話をしているときは俯いて歩いている。

 「俺が親父だったら」と話すまでは殆どだ。

 

 最後に

 

 友人は大事だ。

 今さら何を言っていると思うかもしれませんが、この映画を見てなんとも言えない気持ちにさせられた。

 はたして、私は友人に対してクリスのようなことが言えるのか。

 ゴーディとクリスのような本心からお互いを想い、伝いあえる。

 素敵な関係であり、憧れる。

 

 この映画は、子供にも見てほしい。

 ある程度、歳を重ねた大人に向けた映画だと思いますが、

 子供の時に見てから、大人になって見てみるとまた違った感想が浮かぶと思うから。

 

 

 

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